春はデトックスの季節です。花粉症もデトックスのひとつ?!
冬に溜め込んだ体の中のいらないもの、心の中のモヤモヤなどが、春になると外に出てくる。
なんていうことを聞いたことがありますか?
自分の体や心に意識を向けてみると、「うん、うん、そうかもしれない」と思うことがあります。
春先になると、「掃除したい!整理整頓したい!」そんな欲求が。
ちょっとイメージしてみてください。
我が家の雑然としたなんでも倉庫。。。。もすごいちらかっています。とても写真ではお見せできません。
たぶんね、この中にいらないものもあるはず。
いらないものを捨てたい!!って思うけど、ある程度片付けないと、どれを捨てたらいいのかわからない。
そうこうしているうちに、新しい何かが加わる。(安かった油とかごみ袋とか)
は~どうしたらいいのかな。
似たようなことが体の中でおこっています。
捨てたいけど、うまく捨てられない・・・・
出したいけど、上手に出せない・・・・・
上手に出せないとき、気持ちが落ち込んだり、なんとなく不調が続いたりするんですね。
実は花粉症のくしゃみ鼻水は「出そう」とする働き。体の中に捨てたいものがたまってきたというメッセージでもあります。
これは自然療法ならではの、変わった考え方もしれません。
正しい正しくないは置いておいて、「ふーん。そうなんだ。」くらいの感じで読み進めてください。
アロマ、クレイ、お薬 どんなふうに働くの?
ここでは、アロマとクレイを使いますが、この2つは少し働き方が違います。
そして比較の対象として「お薬」についても書きますね。
●アロマ(精油)
アロマにはいくつもの薬理作用があります。お薬のような働きをする作用で、かゆみを抑えたり、炎症を抑えたり、鼻水や痰を出しやすくしたりと、花粉症に効果的な作用を持っているアロマもあります。
それに加えて、心地よい香りは不快感からのストレスケアもししてくれます。
ミント系の香りを使えば、鼻づまりでボーっとした頭がスッキリとクリアになります。
●クレイ
クレイが得意なのはデトックス。体の中のいらないものを捨てたい!という状態のときにはうってつけの素材です。
敏感肌の方や、目のかゆみには、アロマは使えませんので、そんな時にはクレイが活躍してくれます。
アロマとクレイ、両方使えると鬼に金棒です。
●お薬
強力な薬理作用で、症状を抑えてくれます。長期間飲み続けると代謝されにくく、体の中のいらないものとして残ります。
自然素材が〇で、お薬が×ということではありません。
私自身の解釈としては、花粉症がデトックスであるのならば、アロマやクレイを使う方が理にかなっていると思います。
しかし、花粉症にも「ほんのちょっとだけ目がかゆくなる」という人もいれば、「薬をのまなければ一歩も外には出られない」という人までいますので、重症の場合にはお薬を選択することも良いと思います。
無理のない範囲で、楽しみながらアロマやクレイを活用していただければと思います。
花粉症におすすめのアロマ
ラヴィンツァラ
ラヴィンツァラ? 知らないなぁという方も多いかもしれません。
ラベンサラとも呼ばれています。
どっちですか~?と迷ったときには学名が「Cinnamomum camphora」となっているものを使いましょう。
この精油は、冬の風邪のシーズンに続いて活躍してくれますので、良質のラヴィンツァラを1本買っても無駄にならないかなと思います
◎炎症をしずめる
◎かゆみを抑える
◎免疫刺激作用
◎抗ウィルス作用
◎抗アレルギー作用
◎粘液溶解作用(鼻水や痰をサラサラにして出しやすくしてくれる作用)
などの効用があります。
ペパーミント
日本でも北海道でハッカが栽培されていますね。ハッカもミントの仲間です。
そして、歯磨き粉やガム、ミントチョコのアイスなど、身近なところに使われているので、親しみのある香りですよね。
ス~ッとした爽快感のある香りの中に、かわいらしい甘さがあります。高感度が高い香りですね。
1000年以上前から、人を癒すために使われていたという歴史のあるペパーミントの効用は、
◎集中力アップ
◎胃腸の不調を緩和
◎吐き気、乗り物酔いの緩和
◎頭痛の緩和
◎細菌やウィルスをやっつける
◎冷却作用
◎かゆみを抑える作用
花粉症の症状にもよさそうなものがいくつかありますね。なんといっても、スースー感と清涼感が、鼻詰まりでボーッとした頭をスッキリさせてくれます。
ペパーミントは身近な植物ですが精油の中では刺激の強い方に入ります。芳香浴以外の使い方には注意が必要です。
ユーカリラディアタ
ユーカリの精油にはいくつかの種類があるのですが、よく売られているのは「ユーカリグロブルス」と「ユーカリラディアタ」。
ラディアタの方がマイルドなので、こちらを選ぶとよいでしょう。
呼吸器系のトラブルには、ユーカリが欠かせません。ツーンとしたシネオールの香りで、すっきりした気分にもなります。
◎抗カタル作用
◎去痰作用(痰を出やすくする作用)
◎免疫刺激作用
◎鼻のうっ滞除去作用
◎粘液溶解作用(鼻水や痰をサラサラにして出しやすくしてくれる作用)
簡単なアロマの取り入れ方
●アロマスチーム
マグカップに熱湯をいれて、精油を1~3滴たらします。湯気と一緒にアロマの成分を吸い込みます。鼻づまりがラクになったり、ボーッとした頭がスッキリしたりします。
一気に吸い込むと、刺激が強いので、ゆっくり様子をみながら吸い込んでください。
おすすめの精油:ラヴィンツァラ、ペパーミント、ユーカリラディアタ、ティートリーなど
●クレイローションパック
⇧クレイローションパックの様子。(小学生の息子にモデルをお願いしました。)
目のかゆみに悩まされる方も多いですね。残念ならが精油は目には使えません。
そんな時に役立つのが、フローラルウォーターとクレイで作ったクレイローション。
コットンに染み込ませて目の上に乗せませす。目はつぶってくださいね!
フローラルウォーターは抗炎症作用が期待できるローズウォーターがおすすめです。
(添加物の入っていない上質なハーブウォターを選んでください。)
クレイローションの作り方:ローズウォーター50mlにホワイトカオリン小さじ半分を混ぜ合わせて出来上がり。冷蔵庫で保管して1か月以内に使い切りましょう。
●マスクに精油を1滴
マスクの外側に精油を1滴たらします。ポイントはたらす場所!鼻の部分のワイヤーが入っているところを少し山折りにして、その山の頂上にたらします。
精油が直接肌につくと、刺激になりますので、気をつけましょう。
おすすめの精油:ラヴィンツァラ、ユーカリラディアタ、ティートリーなど(ペパーミントもスースーしてよいのですが刺激が強めです)
出せる体づくりをこころがけましょう
冒頭で「花粉症はデトックス。体の中にいらないものが溜まっているサイン」と書きました。
これは自然療法のひとつの考え方で、これだけが正解であるとは限りませんが、出せる体づくりをすることで、花粉症やアトピーなどのアレルギーが改善されたという方もいます。
どちらにしても、いらないものは溜め込んでもよいことはありませんから、デトックスできるに越したことはありません。
さて、体の中のいらないものとはなんだと思いますか?
それは、食品に含まれた添加物、重金属、農薬、車の排気ガス、薬剤などなど。
できれば避けたいですが、現代の日本で普通の生活をしていると100%カットするのは難しいでしょう。
これら体にとって必要のないものは、便や尿、汗によって体の外に排出されます。排出は便により75%、尿により20%、汗により3%の割合と言われています。
75%が便によって排出されることから、毎日うんちを出すというのは、かなり重要なこと。
便秘にならないよう腸内環境を整えるということが大切ということですね。
免責・注意事項
アロマ、クレイは医療行為、治療行為ではありません。症状がひどい場合は早めに医療機関を受診しましょう。アロマやクレイを使うときは、使用方法や注意点を確認して自己責任でご使用ください。妊産婦やお年寄り、既往症のある方、健康状態が気になる方、小さいお子さんは、事前に専門家にご相談の上ご使用ください。
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